近年、パソコンの薄型化やデザイン性の向上などに伴って有線LANポートを備えるノートパソコンが少なくなりましたが、無線LANルーターとパソコンを使う部屋が離れている、より高速な通信環境を構築したい、といった場合に有線接続をしたい状況はあるかと思います。
そこでご紹介したいのが1500円台(記事投稿時点)で購入できる有線LANハブです。値段は安いですが、環境によっては劇的な通信速度の向上も期待できます。
uniの有線LANハブ
有線LANコネクターからUSBに変換することができます。
素材は本体とUSB端子の持ち手部分がアルミ製になっており、かなり質感が良いです。使用時には若干熱を持つので、放熱の役割としても効率がいいでしょう。
ですが、アルミ製であるがゆえに角に注意が必要です。側面部分は角が丸いので問題ないですが、LANコネクター側、もしくはケーブル側の両端の角が面取りされておらず、多少鋭いです。パソコンなどと接する形で保存・持ち運びすると傷をつける可能性が高いので、別の収納スペース・ポケットに単独で入れておくことをお勧めします。
ケーブル部分はナイロン素材になっていて質感は良いです。少し硬く、長さは約15cmあります。
端子はUSB3.0に対応してます。
サイズもかなり小さく持ち運びに便利です。重さは約5g。
どのぐらい速度が出るのか検証
仕様上の上限は1Gbpsですが、実際にノートパソコンで使用した際にどのくらいの速度が出るのか検証してみました。検証環境は次の通りです。
端末 | Surface Laptop 3 |
回線 | 光回線 |
使用ケーブル(規格) | CAT8 |
回線や端末などの環境によって値は大きく変動します。また、今回の検証はざっくりしたものです。あくまで製品の実力を推測するための参考程度にご覧ください。
下りが926Mbps、上りが852Mbpsでした。有線接続しているデスクトップパソコンとほぼ同じ値が出ています。私の環境ではこの製品がボトルネックにはなっていないようです。
ちなみに、2.5GHz帯の無線接続をした場合、下りが436Mbps、上りが647Mbpsでしたので、有線接続をするとかなりの速度が向上しました。
対応機種
パソコンはMac OS・Windows・ Chrome OS・Linuxに対応しています。一部スマホやタブレットにも対応しています。ただし、非対応機種としてSwitchやPlay Stationなどが明記されており、基本的にゲーム機には対応していないようです。他にも対応・非対応機種が列挙されているので、購入前に確認して下さい。詳しくはアマゾンの商品ページをご覧ください。
価格:1,580円(記事投稿時点。価格は変動する可能性があります)