USB Type-C接続のイヤホン変換アダプターは数多くありますが、iPhoneや一部のiPadで使われているライトニング接続の変換アダプターは非常に限られています。特に、イヤホン端子とライトニングが一体型になったアダプターは数種類しかないといった状況です。
そんな中、ラディウスから非常にコンパクトながら高性能の変換アダプターが登場したのでご紹介します。
ラディウス RK-DA70L
RK-DA70LはESS社のES9270Cを搭載しており、PCM 32bit/384kHz、DSD 5.6MHzまでのハイレゾ再生が可能となっています。同社が2016年に発売した旧機種であるAL-LCH81はPCM 24bit/192kHZまでの対応だったため進化を遂げています。
筐体は非常にコンパクトで全長10cm、重さはわずか7gとなっています。素材はアルミでできていて、剛性を高めたとのこと。同社の旧機種と比べると大幅にコンパクトになっています。
また、ラディウス公式のハイレゾ再生アプリの無料版であるNePLAYER Liteは本来ハイレゾ再生機能を使用するのに課金が必要なものの、本製品を購入してスマホに接続した場合は、無料でこの機能を使用できるとのこと。ハイレゾ再生は無料アプリのMora Player等で可能で、Apple Music・Amazon Musicといった各ハイレゾ対応ストリーミングサービスの場合もアプリ単体でハイレゾ再生ができるので、改めて課金する必要はありませんが、NePLAYER Liteを使用してみたかったという方には嬉しいポイントかもしれません。
まとめ
今までiPhoneから有線イヤホンでハイレゾを楽しみたい場合はライトニングカメラアダプタ等2~3種類の変換ケーブルを用意しなければならず、USB Type-C搭載のAndroid端末と比べてはるかにハードルが高かったです。
また、iOSが対応しているBluetoothコーデックはSBCとAACのみとなっており、無線でハイレゾ再生することはできませんでした。したがってApple Musicがハイレゾロスレスに対応していながらiPhoneでのハイレゾ再生は至難の業だった訳ですが、今回非常にコンパクトな変換アダプターが登場したことで、一気に扱いやすくなったのではないでしょうか。
価格はオープン価格で約15,950円です。